スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

硫黄島の戦い

今日で1月も終わりですね。
明日から2月ですが、
2月で思い出すものは「硫黄島の戦い」です。
1945年2月19日、アメリカ軍は硫黄島に上陸します。
翌3月まで約1か月間にわたって硫黄島の戦いが行われます。

助けが来ない、玉砕・戦死は確実と思われるなかで
戦わねばならないというのはどのような心境だったのだろうかと
当時をしのびます。
硫黄島の守備隊は本土防衛のための時間稼ぎとして
一日でも長く防衛しようとがんばったわけですが、
はたしてその努力を生かして戦争勝利につなげる方策ができたかというと
何もできていなかったのが現実でしょう。
降伏や講和への方策もほぼ何もできていなかった中で、
ただ硫黄島死守だけを命じたことは、
とてもやるせないことだと思います。
硫黄島守備隊の苦しみと努力を想います。

先日、東京都主催の硫黄島戦没者慰霊式が行われた
というニュースを新聞で読みました。
遺族の方々にとっては、
今でも硫黄島の戦いは現在進行形なのだろうと思いました。
古くならない現実を感じたように思います。
スポンサーサイト

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

首都に雪が降る 2・26事件

今日は関東圏に雪が降っています。
首都に雪が降るということで思い出すのは、
2・26事件です。

1936年2月26日、東京に起こったクーデター事件。

当時の写真を見ると、雪が積もった東京の風景を見ることができます。
だいぶ寒い印象がうかがえます。
当時一般の兵士たちは
突然真夜中に非常呼集をかけられて
「攻撃目標は警視庁、出発」
などと言われても、何がなんだかわからなかっただろうなと思います。
それでも出発せざるをえないのは
一般兵士のせつないところです。

2・26事件を取り上げた映画としては、
映画「226」や映画「動乱」などがあげられます。

映画「226」劇場予告
https://www.youtube.com/watch?v=MahzyRPqQmw
映画「動乱」劇場予告
https://www.youtube.com/watch?v=zg5qJuv1EMo

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

9条俳句問題

さいたま市の公民館で開催している句会が
公民館だよりに憲法9条に絡む俳句を掲載しようとしたところ、
公民館から掲載を拒否されたという問題がありました。
朝日新聞ニュース
この問題は埼玉県内では大きく取り上げられ、
問題自体は去年の夏に起こった出来事ですが、
今でも問題が議論されています。

俳句自体は6月の風景を詠んだごくありふれたもののようには思われましたが、
ちょうど集団的自衛権が国内でホットな話題であった時期でもあり、
公民館側が「特定の意見に肩入れするようなことはできない」ということで、
掲載が断られたということでした。
そのまま掲載してしまえばそのまま流れて
掲載したことでのトラブルというのはおそらく何もなかったのではないかと思いますが、
変に断ったことで大きな問題になってしまった感じがします。

「表現の自由」がポイントになっていますが、
確かに公民館ですから、過度な政治的な意見の主張は
遠慮してほしいというのはあるかもしれませんが、
市民が集まって会合するということは、
人々の暮らしの悩みや思いを語り合うということで、
その話題の中には政治的な話題も出てくることは
折り込み済みだろうと思います。
程度をどこに置くかは難しいですが、
多少の政治的な意見が生まれることはやむをえず、
今回の句会は十分問題がない範囲であっただろうと思います。

市民たちが安心安全に集まれる場所が公民館だと思うので、
そこで「表現の自由」を考えたときに、
市民たちの表現の自由を尊重し、
市民たちが穏健に集まって何かを作り出す分には、
あたたかく見守ってあげるのが公民館なのではないかと考えます。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

首相の戦後70年談話

安倍首相が今年の終戦記念日に行う予定の
戦後70年談話がどうなるか議論されています。
「侵略」という言葉が入るかどうかなど、焦点になっているようです。

戦後50年の時の村山談話を引き継ぐかどうかというのは、
安倍首相の裁量であるかもしれませんが、
太平洋戦争に対する認識というのは、
戦後70年一貫した評価というのがあると思うので、
それは踏まえざるを得ないのではと思います。

侵略については、
実際に占領地で日本軍が行った行為(略奪、暴行等)を考えると、
「東洋平和のための解放者」からは程遠かったと言わざるをえないのではと思います。
その評価については動かしようがない事実となっているものと思います。

そのような事実は第二次世界大戦の他国にもみられるもので、
戦勝国側にもあったものであるとは思いますが、
他国は他国、自国は自国で
自国が過去に行った事実を受け容れて、
そのうえで自国の過去を評価する必要があるのではと思います。
太平洋戦争の過去を直視し、それを受け容れることは、
日本の国際的な名誉をおとしめるものではなく、
逆に、名誉を高めるものだと思っています。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

アウシュビッツ強制収容所が解放される

先日もブログで書きましたが、
今日はアウシュビッツ強制収容所が解放された日です。
アウシュビッツはポーランドの南部にあった
ヒトラーが作ったドイツの強制収容所です。

このような施設があったことは子供のころから
戦争に関するさまざまな番組を通して知っていましたが、
強く自分の心に意識するようになったのは、
大学生時代にフランクルという人が書いた「夜と霧」という本を読んでからです。
著者のフランクルはアウシュビッツを生き残った精神科医です。

世界的にもまだ人権という意識が希薄だった時代。
ユダヤ人を絶滅させるという理解のできない目標を掲げ、
強制収容所で多くのユダヤ人の人たちが殺されました。
人が人として生きていける権利の大切さを思います。
戦争になったからルールはない、何をしてもかまわないではなくて、
戦争であってもルールは存在すると考えます。

現代に目を向けると、アウシュビッツのような悲劇は現代でも繰り返し行われていて、
世界的に非難され、その悲劇を阻止しようという機運は盛り上がりつつありますが、
ともすると武力行使の理由づけにされるだけという感じで、
戦争を始める口実に使われているだけという感じがぬぐえなくもないと感じています。
「世界警察」のような存在を作ることがまだまだ難しい現在においては、
ルールを作ることも守らせることも難しい現実ではありますが、
少しずつルールを作っていこう、
やっぱりそういうのはおかしいよね、いやだよね、
という機運を高めていくことが大切だと考えています。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

ジャーナリストの安全

イスラム国に日本人二人が人質として拉致された事件が起こりました。
最新の情報では、そのうち一人が殺害されたかもしれないということで、
もう一人の日本人人質の安否が心配されているところです。

こういう紛争地帯になぜ行くのかという議論があるわけですが、
誰かが行って現地の状況を日本にレポートしてくれないと、
日本人としても何が起こっているかわからず、
日本政府または欧米各国政府の主張を鵜呑みにせざるをえなくなるので、
現地で活動を続けるジャーナリストの存在には意味があると思います。

現地での人が生きる様子を全世界に伝えたいという
いわゆるジャーナリストとして活動している人たちについては、
民間人の一人として、身の安全が図られてほしいと思います。

捕虜であっても人として扱うのが近代的な軍隊であるとするなら、
いかなる理由であれ、人質を殺害することは
暴挙としか言いようがないと思いますが、
そもそもなぜイスラム国のような勢力が中東地域に根を延ばしているのか。
シリアやイラクや、この地域全体が安定化していき、
国内治安回復が進み、無政府地帯が解消していけばいいと
祈らずにはいられません。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

アウシュビッツ解放70年

27日、アウシュビッツ強制収容所は解放70年を迎えます。
当日はアウシュビッツ収容所跡地で式典が開かれ、
生存者約300人が出席するとのことです。

1945年1月27日、ポーランド南部の現在名オシフィエンチムにあった
アウシュビッツ強制収容所は、ソ連軍に解放されました。
そのとき、約7000人が見つかり、救出されました。
解放までの犠牲者は少なくとも110万人とみられ、
90万人はガス室で殺され、20万人は収容中に死亡したと
みられています。

解放された当時、約7000人の人が助かったということですが、
アウシュビッツに送られた人々のうち、1%も助からなかったのかと思うと、
この収容所のおそろしさをあらためて感じます。
まだ300人の方が生存されていらっしゃるということで、
驚くと同時に、長く生きてこの出来事を後世に伝えていってほしいと思います。
また、第二次世界大戦を生き残った人たちはもう寿命を迎えるということで、
その戦争の出来事を語り継ぐのは私たち後世の人間になってきたとも思います。
この戦争の悲劇をこれからも語り継いでいきたいと思います。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

天皇皇后両陛下パラオ訪問

天皇皇后両陛下がパラオを訪問されることが
昨日(23日)の閣議で正式に決まりました。
両陛下は4月8日から1泊2日の日程で
パラオを訪問されます。

パラオは日米両軍の激戦地となった
ペリリュー島があるところで、
日本兵で最後まで生き残ったのは
34人と言われています。
その激戦の様子は、
戦争テレビドラマ「ザ・パシフィック」でも
表現されています。

両陛下は戦後60年となる2005年に
サイパン島を訪れられており、
日本兵および日本人住民が海に身を投げた
「バンザイ・クリフ」とよばれる断崖も慰霊で訪問されています。
このご訪問も大変大きな出来事であったと思いますが、
続いて戦後70年を機に日米両軍激戦地となったパラオを訪問されるということで、
非常に大きな節目になるのではないかと思います。

4月8日にご訪問されるということで、
無事のご旅行をお祈りするとともに、
注目したいと思っています。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

歴史秘話ヒストリア『東京ローズ』

おととい、21日にNHKの歴史秘話ヒストリアという番組で、
『東京ローズ』について放送しており、
その番組を見ました。
東京ローズという名前はよく聞くことがありますが、
その詳しい話についてはあまり触れたことがなく、
よい機会となりました。

太平洋戦争当時、日本軍は、アメリカ軍向けにラジオ放送を行っていました。
心理戦として、敵の士気を下げ、戦意を喪失させることが目的だったのですが、
その番組がアメリカ兵の間で人気を博していました。
その番組の女性DJにアメリカ兵がつけたニックネームが「東京ローズ」だったのです。
東京ローズと呼ばれた女性DJは複数いたのですが、その一人として
アイバ・イクコ・トグリがいました。
今回の歴史秘話ヒストリアでは、アイバ・イクコ・トグリについて特集していました。

彼女は日系アメリカ人で、親戚の見舞いに日本に渡ってきたとき、
太平洋戦争がはじまりました。そして、アメリカに帰れなくなってしまいます。
そんな折、アメリカ軍向けのラジオ放送に出演することとなります。
東京ローズとしてアメリカ兵から人気を得た彼女でしたが、
戦争が終わってみると、アメリカ祖国で、反逆者として裁かれることになります。

アメリカ人のために放送に出演した彼女が
反逆者として裁かれてしまう歴史の運命の切なさを想いました。
アメリカ兵のために多大なる貢献をしたと思いますが、
日本軍に協力したということで反逆罪の汚名を着せられてしまいます。
悲しみをおぼえます。

そんな彼女ですが、戦後、特赦を受け、名誉は回復されます。
当然の結果ですが、6年も彼女は服役することとなってしまい、
その苦しさ切なさを思いました。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

東京大空襲・戦災資料センター

3月10日は東京大空襲の日です。
2か月先ではありますが、
そんな3月10日が徐々に近づいてきました。

東京大空襲についていろいろ調べていたら、
「東京大空襲・戦災資料センター」
という資料館があることを知りました。
東京都江東区北砂にある資料館で、
東京大空襲で特に被害が大きかった地区の一つに
建てられたということです。

地図で資料館のある場所を眺めると、
いわゆる下町のど真ん中というところで、
東京大空襲が一般民家の密集する東京下町を狙って
おこなわれたんだということをあらためて実感します。

戦争を実体験した人も徐々に減り、
戦争という記憶が薄れていく中で、後世の人に、
戦争とはなんだったのかということを伝えるために、
このような資料館があることは、
とても意味があることだと思います。

東京大空襲・戦災資料センターのホームページはこちらです。
http://www.tokyo-sensai.net/

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

アメリカ軍が自衛隊の核武装を望む

先日、新聞を読んでいたとき、アメリカ軍が
「自衛隊の核武装を望む」
との見解を1950年代後半にまとめていた
という記事を目にしました。
(埼玉新聞、2015年1月18日付、1面)
文書はアメリカ公文書館で発見されました。
アメリカ軍と自衛隊が共同で、
原爆使用の図上演習を実施したそうです。

1950年代後半、
朝鮮戦争が終わり、
警察予備隊が保安隊を経て自衛隊になってまもなく。
アメリカとしても日本に再軍備は望んでも、
核までは持たせたくなかったのではないかと思いますが、
核武装を望むくらいに、東西冷戦はひっぱくしており、
ソ連の脅威は大きく、日本にも核武装がないとパワーバランスを
とることができないとアメリカは考えたのでしょう。

もちろんこのような図上演習は国民に秘密で行われました。
唯一の被爆国として、非核国家を歩んでいったことは歴史のとおりですが、
タテマエとホンネの世界を感じます。
どこかでそのような極秘の検討は行われていたんだろうとは想像しますが、
太平洋戦争が終わってから10年ちょっとしか経っていない
まだまだ太平洋戦争の記憶がなまなましいなかで、
そのような検討がもう行われていたという事実に驚きます。

このような資料はいつもアメリカ公文書館の解禁資料から出てくることが多いですが、
日本側の資料もいつかどこかで解禁されてほしいものです。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

とある会合で太平洋戦争について語り合う

おととい、とある会合があり、
仲間たちと4人でグループを作って
近況を語り合うという機会があり、
私は太平洋戦争をテーマに研究していますという話をしました。
いろいろな話が出て
とても参考になりました。

30代を過ぎてから太平洋戦争などの歴史にも興味を持った
という意見をいただき、
太平洋戦争というテーマへの関心が高まっていることを
改めて感じました。
私は大人を対象に太平洋戦争を伝えていきたいと考えていましたが、
子どもや若者へ伝えることも考えてはどうかという意見もいただき、
深く考えさせられています。
太平洋戦争から学ぶ失敗の事例の研究やもしくは成功の事例の研究など、
今の私たちにも通ずるテーマがあればということで、
いずれはこのブログでもそういったテーマでの話もできればと思いました。

新潟県の長岡がご出身という方からもお話を聞き、
長岡といえば山本五十六の出身地でもありますが、
当地では山本五十六というと非常に人気が高いそうです。
その熱を聞くことができ、おもしろく思いました。

まだまだ自分の中での掘り下げが深まっていないことを実感し、
もっと深めていかないといけないと思いました。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

阪神淡路大震災から20年

今日1月17日は阪神淡路大震災の日。
20年がたちました。
私は当時高校生で、東北の地に住んでいたので、
直接被害を受けることはありませんでしたが、
くりかえし報道される被害状況を見て、
大変な災害だったと当時思いました。
あれから20年という数字を聞いて、
20年も経ったという実感がわかないでいます。

ニュースを見て、阪神淡路大震災を語り継ぐということが
問題になっていると知りました。
ヤフーニュースから
20年でもう高齢化が進展して
語り部たちも高齢化しているのかと
時の早さに驚きます。

今年は太平洋戦争終戦70周年。
こちらもまた語り継ぐことの必要性が求められていると思います。
戦争のつらさ悲しみ、平和の大事さを
後世に伝えていくことが大事です。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

吉村昭『大本営が震えた日』

太平洋戦争開戦前夜の日本軍について
詳しく描写した吉村昭のノンフィクション小説。
真珠湾攻撃やマレー半島上陸作戦、フィリピン攻撃作戦など、
開戦直後の奇襲とするためには、
多数の軍団を移動させ、かつそれを秘匿しなければならないわけですが、
あまりその苦労は今まで描写されてこなかったように思います。
その影に光を当てたのが吉村昭のこの小説です。

太平洋戦争開戦直後の戦争経過は
(アメリカへの宣戦布告が攻撃開始後になったことを除いて)
あまりにもうまく進みすぎているので、
そのうまく進みすぎたことがあたかも苦労なく当たり前のように思われるかもしれませんが、
その裏にはいろいろな困難があったことを思わさせられます。
とても興味深く面白く読みました。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

寒い日々が続きますね

寒い日々が続きますが、お元気されていますか?

私が住んでいる地域は昨日は風が強くて、
寒かったです。
今朝も寒いですが、
少しずつ日が長くなってきましたね。
日が長くなってくるとホッとします。
いつも朝6時頃に起きるので、
徐々に夜が明けていく光景を見るのですが、
東の空があかね色に染まっていく様子は幻想的でもあります。

昨日は菜の花のおひたしを食べました。
スーパーで売っている食べものにも
季節が感じられます。少しずつ春に近づいています。

そんな日々の生活を過ごしながら、
70年前に生きた人々の生活に思いをはせます。
菜の花のおひたしとか食べているものは同じだったのでしょう。
耐乏生活は寒い季節にはつらかっただろうと思います。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

友人と歴史について語り合う

先日、とある友人と会い、一緒に飲みながら
歴史について語り合いました。
古代の「白村江の戦い」から始まり、
戦国時代の戦いなど、
日本の歴史について語り合いました。

やはり歴史を語ることはおもしろいですね。
なぜおもしろいかと言われるとむずかしいのですが、
過去の人の生きざまを見ることで、
今自分が生きるうえで参考になる、
まさに温故知新があるのがとても楽しいですね。

古代日本は朝鮮の百済と同盟を組んでいて、
新羅と唐に攻撃されていた百済に援軍し、「白村江の戦い」となります。
はるか古代に日本と朝鮮の間に
濃密なやり取りがあったということに私も友人も改めて驚きました。
朝鮮に渡海するだけで多くの苦労があり、それだけでも
人や物資が失われたかもしれませんが、
当時の古代の日本人たちの生きた姿を思いました。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

太平洋戦争研究会編『図説日中戦争』

「ふくろうの本」シリーズで『図説太平洋戦争』が
非常にわかりやすくておもしろかったので、
続いて購入してみた本です。

日中戦争について非常にわかりやすく解説されています。
写真がふんだんに使われており、
兵士たちの日常や何気ない写真などが使われており、
当時の実情を知ることができると思います。

日中戦争の戦況や戦線の移動などを分かりやすく知りたい方に
おすすめです。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

NHKスペシャル『少女たちの戦争~197枚の学級絵日誌~』

昨日、NHKオンデマンドでNHKスペシャル『少女たちの戦争』を見ました。
これは2014年に放送されたものです。
太平洋戦争の軍隊的な面だけでなく、
一般庶民の戦争、子どもたちの戦争も知りたいと思い、
この番組をみようと思いました。

滋賀県大津市の瀬田小学校(当時は瀬田国民学校)の
とある5年生のクラスで、
学級絵日誌を始めることになりました。
1944年(昭和19年)、敗戦も濃いこの時期で、食べるものも少なくなっている頃、
担任の先生は少しでも芸術や文化の香りを取り入れたいという思いから、
学級絵日誌を始めることにしました。

はじめは思いのほかのどかな記述が続きますが、
空襲が始まり、B-29が上空に現れるようになってから、
学級絵日誌にも戦争の影が強く表れます。
アメリカを憎むような言葉も見えるようになってきたころ、
学級絵日誌は担任の先生の指示で終わることになります。

色彩豊かに絵日誌は描かれます。
絵日記というと幼稚園や小学生低学年を想像するかもしれませんが、
5年生が作っていたものなので、
絵もリアルで文章も深く突っ込んだものとなっています。
本も雑誌ももちろんテレビなどもない中で、
芸術や文化に少しでもふれさせたいという担任の先生の考えは
とても素敵な考えだと思います。

そんな小学生の絵日誌でも、
戦争の影響は強くあり、
「悲しい」「さみしい」とか「辛い」「苦しい」といった言葉は
書くことができなかったそうです。
絵日記中にも文章が黒く塗りつぶされた部分が散見され、
書き手の心の迷いが感じられるようでした。
戦争は子どもたちも動員し、飲み込んでいたことを
改めて思いました。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

塚本哲也『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』

友人のお母さんが読んで面白かったということで、
友人を通して知った本。

ハプスブルク家はオーストリア帝国の皇帝を出していた王家で、
オーストリア帝国は第一次世界大戦の敗戦により滅亡します。
そのハプスブルク家に生まれた皇女がエリザベートです。

エリザベートは第一次世界大戦、そして第二次世界大戦の
激動の時代を生き、本の中でも、その時代の描写がされています。
ヒトラーの時代、
オーストリアはヒトラーによって併合され、
そして第二次世界大戦開戦。
第二次世界大戦末期にはソ連軍が侵入してきて
オーストリアはソ連に占領されます。
そして戦後オーストリアは独立しますが、
その激しいうねるような時代を
エリザベートという人物の視点から見ていきます。
オーストリアからの第二次世界大戦という
また一味違う視点の第二次世界大戦の歴史が
みられるのではないでしょうか。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

メナド空挺降下作戦

1942年1月11日、オランダ領セレベス島のメナドに
日本海軍の空挺部隊が落下傘降下しました。
狙いは飛行場の奪取で、
作戦は成功し、大きな損害もなく飛行場は占領されました。

注目は陸軍ではなく海軍が空挺部隊(落下傘部隊)を編成していたという点で、
当時の日本軍は陸軍と海軍がそれぞれ空挺部隊を保有していました。
海軍は陸戦隊という陸上兵力を持ち、
港湾や飛行場の警備を担当するための兵力だったものが、
大きくなっていきました。
敵の飛行場の奇襲奪取などを目的として、
陸戦隊の中に空挺部隊が編成されます。

はじめ海軍に空挺部隊があることが理解できず、
敵飛行場の占領を目的とするということで、
海軍の飛行場を広げるという意味での陸上兵力なのだろうと
理解したのですが、
陸軍と海軍の連携の悪さを感じます。
陸軍の協力を得て陸軍が占領するというほうが
全体を通してみれば効率がよいように思われるのですが、
陸軍と海軍の対立により、
両者の協力はうまくいかず、
海軍が狙う目標は海軍が担当するということで、
陸上兵力も増えていったものと思われます。

日本軍史上初の空挺作戦がこのメナドとなりました。
その後海軍空挺部隊が空挺作戦を行うことはなく、
空挺部隊は陸上兵力としてその後の戦いを戦っていくことになります。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

遠藤周作『深い河』

大学生時代に読んでずっと本棚にしまっていたものですが、
最近、久々に本棚から取り出し、全編を読みました。

小説の中で「木口の場合」という章で、
太平洋戦争のインパール作戦に参加した木口という登場人物が出てきます。
インパール作戦の白骨街道と呼ばれた凄惨な場面が描写されます。
そして、人肉を食するという話が出てきます。

小説はあくまでキリスト教と他宗教の神というテーマで
展開されますが、
そこに太平洋戦争も絡めて、
愛とは何かという主題が展開されています。
インドを舞台として
現代の日本人である登場人物が交錯し、
物語を深めていきます。

再読して思ったのは、
小説が刊行されたのは1993年ですが、
当時のインドと今のインドでは
状況が変わってきているだろうなということです。
刊行されてからもう20年近く経過しているわけですが、
インドもかなり経済成長したと思います。
本質的な部分は変わっていないのかもしれませんが。

遠藤周作は私の好きな小説家です。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

豊下楢彦『「尖閣問題」とは何か』

現代の日本と中国の関係を考える上で、
尖閣諸島問題は大きな問題となっており、
この問題について勉強したいと思って手に取った一冊。

本書を読み、非常に深い分析と広い知識に好著だと思いました。
尖閣諸島問題だけでなく、竹島問題や北方領土問題も絡めて
問題を分析しています。

国境線を明確にすることの大事さを思いました。
また一方で、国境線を明確にすることがいかに難しいかも思います。
今は両国で認識されている国境線についても、
いつまた何かの拍子に
「実はそこはおれたちの国のものである」
と言い出したりされないように、
現在日本国領土である島々には明確な指標を立ててほしいと思いますし、
国際的にもきちんと認知されるようにしてほしいと思います。
すでに議論になっている3か所(尖閣諸島、竹島、北方領土)については、
これからも長い気持ちで交渉していくことが大事なのだろうと思います。

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

軍人勅諭を読む

おととい、靖国神社に初詣にいったのですが、
遊就館(靖国神社にある博物館)を見学していた時、
何人かの人が軍人勅諭に注目していてじっくり読んでいたので、
軍人勅諭を紹介したいと思います。

軍人勅諭の全文はこちらのサイトが分かりやすいと思います。
http://www.tanken.com/gunjincyokuyu.html

全文を見ると、実は非常にながい文章であることが分かります。
天皇と軍隊の関係について、神話の時代から明治の時代まで描かれていて、
幕府の時代や外国船が現れたことなど、今までの歴史が語られています。
そのうえで、5ヶ条の軍人が守るべき訓告が示されます。
忠節、礼儀、武勇、信義、質素
と5つの要素が示されますが、
「質素」については、
確かに軍人は質素であることが大事だろうなあと思います。
太平洋戦争時代、特に将官たち位の高かった人たちは、
質素な生活を送っていたかというとそうでもなかったわけで、
そういった点にもすでにゆるみが出て
敗戦の遠因にもなっているように思います。

軍人勅諭の朗読を聞きたいと思ったら、
次の動画が分かりやすいのではと思います。
http://youtu.be/roqlgsx6mMI

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

靖国神社に初詣に行ってきました

靖国神社

昨日(1月3日)、靖国神社に初詣に行ってきました。
今年一年の太平洋戦争研究の成就をお祈りしました。
そして、神札とお守りを買ってきました。

靖国神社の遊就館(博物館)はたびたび訪れていますが、
ここもまた見るたびに新しい発見があるように思います。
思ったのは「武勇とは何か」ということ。
勇敢であることは兵士に限らず、
生きていくうえでの一つの美徳だと思いますが、
その勇敢さがゆえに誰かを傷つけているとしたらどうか。
勇敢であることとは、いったい何のために勇敢なのか、
そんなことを展示を見学しながら考えていました。

初詣や遊就館では若い人の姿が多く、
振袖を着た女性の姿も多くみられ、
靖国神社が高い関心を持って受容されている様子でした。

着いたのは10時半ごろで、
その時はすいていてほぼ行列なしで参拝できたのですが、
遊就館を見学して12時半ころになったら、
ものすごい行列ができていて、正門の方まで行列が伸びていました。
数時間でこれだけの差ができるのかと驚きました。
初詣の参拝に行くならば朝早めの方がよいようです。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

土崎空襲慰霊塔(平和を祈る乙女の像)を見学しました

土崎空襲慰霊塔

故郷に帰っていた折、秋田県秋田市の土崎に足を伸ばし、
「平和を祈る乙女の像」
を見学してきました。

この像は土崎空襲で亡くなった184人の市民・軍人の霊を慰めるために
建立された慰霊塔です。

1945年(昭和20年)8月14日深夜、
秋田県秋田市の港町、土崎(つちざき)はB-29により空襲を受けました。
秋田は原油が採れるところで、
土崎一帯には製油所がありました。
この製油所を狙い、爆撃が行われました。
被害は大きかったそうで、
40キロメートル離れた能代市からも燃えて赤く染まる空が見えたと言います。

その慰霊塔が秋田市の観光スポットであるセリオンタワーの近くにあると聞き、
そんなところにあったのかと驚き、
行ってみることにしました。

最初は場所がわからず、セリオン付近を右往左往しました。
そして、松の木々に隠れて建っているこの慰霊塔を見つけました。
昭和54年に建立されたそうですが、
秋田県内ではほぼまったく広報されておらず、
存在を知ったのも最近でしたし、
場所を見つけるのにも大変苦労しました。
土崎空襲は秋田県として唯一の太平洋戦争での被害ですし、
このモニュメントの存在をもっとPRして
観光スポットや社会教育の場所として
取り上げてもよいのではと思いました。

訪れたのは大みそかの日でした。
空は寒々としていて、辺りは閑散としていました。
今年は終戦70周年になりますが、
70年前の夏の日の空襲を脳裏に浮かべました。


新年がはじまりました。
去年に引き続き、今年も太平洋戦争をテーマに研究を深め、
ブログを更新していきたいと思います。
今年もどうかよろしくお願いします。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』

大学生のときに買って読みました。
タイトルにひかれて手に取りました。

この本はヴェトナム戦争を舞台にした短編小説集で、
作者のティム・オブライエンはヴェトナム戦争に従軍しています。
その体験をもとに小説を書いています。
主人公はティム・オブライエンという作者と同じ名前の人物ですが、
あくまで小説でありフィクションということになっています。

翻訳者は村上春樹で、とても流暢な文体で読みやすいです。

この中でもっとも印象的なのは「レイニー河で」という短編。
主人公は兵士としての召集令状を受け取り、応じるか逃げるかで悩みます。
そしてカナダ国境のレイニー河で悩むのです。
その葛藤のさまがリアルで私の心をうちました。

戦争の普遍的な心理を描く良い小説集だと思います。

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

雑誌「丸」編集部編『写真 太平洋戦争』

小学生のころ、市の図書館に行き、
この本のハードカバーの大型本があって、
太平洋戦争を写真と図で詳しく解説している本で
その内容に感動し、
宝の山をかき分けるように本を開いて読んだ記憶があります。
今は文庫サイズになっています。
全10巻です。

太平洋戦争の始まりから終わりまでを通して解説しています。
北方作戦や潜水艦作戦などマイナーな部分にも光をあてています。
写真をふんだんに活用しており、
図表も詳しく、
資料として一級品です。
太平洋戦争をより詳しく知りたいという人には
全10巻をそろえることをおすすめします。

テーマ : 太平洋戦争
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

やっち

Author:やっち
ホームページ:
『砂漠の狐』
第二次世界大戦・太平洋戦争のおすすめ映画、ゲーム、本
http://sensou.link/
メール:
info★sensou.link
(★⇒@)

にほんブログ村 歴史ブログ 太平洋戦争/大東亜戦争へ


検索フォーム
リンク
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。